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入江貝塚出土品

いりえかいづかしゅつどひん

概要

入江貝塚出土品

いりえかいづかしゅつどひん

骨角・牙・貝製品類 / 縄文 / 北海道

北海道

縄文時代前~後期

骨角牙貝製品 134点(内訳:銛頭21点、釣針21点、針6点、刺突具5点、猪牙製装飾品1点、猪牙製品5点、骨製管玉9点、骨製垂飾 27点、歯牙製垂飾21点、貝玉17点、貝輪1点)

134点

虻田郡洞爺湖町高砂町44番地

北海道指定
指定年月日:20140331

洞爺湖町

有形文化財(美術工芸品)

 入江貝塚は虻田郡洞爺湖町入江に所在する国指定の史跡(昭和63年5月13日指定、名称「入江・高砂貝塚」)であり、噴火湾に面する標高10~20mの海岸段丘南端部に位置する。縄文時代前期末葉から晩期中葉(紀元前3,500年~800年頃)にかけて形成された貝塚が確認されており、同じ段丘上にある高砂貝塚とともに噴火湾岸を代表する貝塚を伴う集落跡である。
 出土品は、平成5年、旧虻田町教育委員会が町道22号線改良工事に伴い実施した発掘調査により発見されたものであるが、現在の指定地内の貝塚に由来することが明らかな二次堆積層から回収された遺物である。その調査成果は詳細な報告書として刊行されている。
 出土品は、狩猟・漁撈活動の内容を具体的に示す骨角製の銛頭や釣針などの生産用具、加えて北海道に棲息しないイノシシの牙や南海産のイモガイなどを素材とした装飾品など、当時の北海道、特に噴火湾岸における狩猟・漁撈活動やそれを支えた精神文化の一端を示す装身文化などを具体的に知ることができる貴重な考古資料である。

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