西広貝塚出土骨角貝製装身具 さいひろかいづかこっかくかいせいそうしんぐ

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骨角・牙・貝製品類 / 縄文 / 関東 

千葉県
縄文
骨製、角製、牙製、貝製
250点
市原市能満1489番地
千葉県指定
指定年月日:20210319
市原市教育委員会
有形文化財(美術工芸品)

貝製品には様々な貝種が用いられており、その産地も多岐にわたる。特に注目されるのは、房総半島南部で採取されたと考えられるタカラガイ類等と伊豆諸島南部で採取されたと考えられるオオツタノハである。タカラガイ類は通常は垂飾として利用されるが、西広貝塚では製品よりも加工残骸が多く出土している。このことにより南房総で採取されたタカラガイ類が西広貝塚において製品に加工され、各地に流通したことがうかがえる。また、オオツタノハは腕輪の材料となる大型の希少な貝類だが、西広貝塚からは日本列島最多級の15点が見つかっており、ここを拠点とした各地への流通が想定される。これらのことから、西広貝塚は貝製品の加工・流通の拠点であったと推測される。
 そのほか竪穴建物内に埋葬された小児遺体に副葬されたタカラガイ類製品(護符)や、赤彩された貝殻など、縄文時代の精神文化の一端を現わす事例も含まれる。
 西広貝塚の骨角貝製装身具は、東京湾沿岸の後晩期の大規模貝塚から出土する骨角貝製品を代表する事例であるともに、西広貝塚が貝の流通や加工の拠点的な集落であったことを示していることなど学術的価値が高く重要であることから、総数約3,760点のうち、この250点については保存状況がよく、資料全体の特徴をよく表す。

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