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タカヂアスターゼ薬瓶

たかぢあすたーぜくすりびん

作品概要

タカヂアスターゼ薬瓶

たかぢあすたーぜくすりびん

民俗 / 昭和以降

三共株式会社(東京市日本橋区室町)

さんきょうかぶしきがいしゃ

昭和23年/1948年

ガラス,コルク・鋳造

底径3.7cm×高さ9.2cm

1

富山県高岡市古城1-5

高岡市蔵(高岡市立博物館保管)

 高峰譲吉が明治27年(1894)に発明(発売は同32年)した消化酵素剤タカヂアスターゼが入っていた薬瓶である。
 瓶は茶色のガラス製で、気泡が多く入っている。また、シールが貼られており、「28g/TAKADIASTASE/タカヂアスターゼ/登録商標/An isolated amylolytic ferment/originated by/DR. JOKICHI TAKAMINE.(訳:高峰譲吉によって作られた独立したアミロース分解性の発酵体)/REGISTERED (三共株式会社のマーク)TRADE MARK/Manufactured by SANKYO COMPANY, LTD.,/Muromati,Tokyo./東京市日本橋區室町貳丁目貳番地/三共株式會社」と書かれている。底には「2 3/S」の陽鋳がある。栓にはコルクが使用されている。
 年代は底銘から昭和23年と推察する。ラベルは左読みであるが、旧字体を用いていることもそれを補強している。旧字体は昭和21年(1946)、内閣告示第32号で公布された「当用漢字表」、同23年「当用漢字音訓表」、同24年「当用漢字字体表」でそれぞれ公布された、いわゆる「当用漢字」以外の字体である(「世界大百科事典」平成28年9月3日アクセス)ので、その頃までは公に使用されていたと思われるからである。

<参考>
・第一三共株式会社公式HP(平成28年9月3日アクセス)
・「産業技術史資料データベース」(平成28年9月3日アクセス)
・高峰譲吉博士研究会『高峰譲吉 生誕150年記念展』2015〔高峰譲吉 生誕150年記念展(会期:2004年12月10日~2005年1月10日)の展示パネル集〕
・北日本新聞社編『富山大百科事典』(平成28年8月10日アクセス)

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