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陶製電話番号表札

とうせいでんわばんごうひょうさつ

概要

陶製電話番号表札

とうせいでんわばんごうひょうさつ

民俗 / 大正

大正期

陶土・焼成

縦21.4cm×横8.4cm×厚さ2.1cm

1枚

富山県高岡市古城1-5

資料番号 2-03-03-2

高岡市蔵(高岡市立博物館保管)

本資料は、陶製の電話番号の表札である。表札の上部に右書きで「電話」とあり、その下に縦書きで「□(黒地に白抜きで「長」)七番」とある。「長」は長距離契約のこと(別紙1)。「長距離通話が出来るようになったのは大正以後である」(別紙2)とあり、年代が推察できる。
 明治40年10月25日付「富山日報」(別紙3)は、高岡電話開通式(同年11月8日/開通は5日)の予定を報じ、当初の電話番号が列記されている。「七」は「荒井荘蔵」(1853~1908)とある。荘蔵(別紙4)は高岡商業会議所4代会頭で、明治39年(1906)には官設電話急設建議を行なっている。寄贈者の曽祖父。 
 開通当時、高岡は196加入であった(別紙5)。
 資料の裏面側面部に小さな欠けがある。

[別紙]
1.「レファレンス事例詳細」(HP「レファレンス共同データベース」平成29年6月29日アクセス)
2.『高岡市史』下巻(高岡市史編纂委員会、昭和44年)p843
3.「富山日報」(明治40年10月25日付)
4.「荒井荘蔵」太田久夫(『高岡を愛した先人たち』高岡商工会議所、平成21年)p23
5.「電信電話」篠島幹夫(HP「富山大百科事典〔電子版〕」北日本新聞社)平成29年6月29日アクセス

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キーワード

高岡 / アクセス / / 電話

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