異国船図 いこくせんず

木版画 / 江戸 

谷文晁画、松平定信題 (1763-1841)
たにぶんちょう
江戸時代、文政12年/1829年
紙本木版
93.0×40.4
1幅
落款「文晁」題記「文政十二年正月元日試筆 源定信七十二歳書」(松平定信)

来歴:池長孟→1951市立神戸美術館→1965市立南蛮美術館→1982神戸市立博物館

参考文献:

画面下部に描かれている西洋船は、双頭の鷲の旗を掲げている事から、ロシア船とわかります。幕政を指揮していた松平定信は、寛政4年(1792)、ロシア初の公式遣日使節ラクスマンの来航に対応し、穏便に事を収めました。しかし、定信が幕政を退いた後、文化元年(1804)のレザノフ来航と北方での騒乱、同5年のフェートン号事件、文政8年(1825)の異国船打ち払い令と、日本近海の情勢は緊張を増していました。そのような中で定信は「この船が来航することを夢にも忘れぬことは世の宝である」と記し、外国船への警戒を維持するよう訴えています。

【江戸の絵画】【江戸時代の洋学】

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