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吉良貞家奉書

きらさだいえほうしょ

概要

吉良貞家奉書

きらさだいえほうしょ

/ 南北朝

南北朝時代・観応2年(1351)

紙本墨書

1通

奥州管領吉良貞家は、南朝勢との攻防、足利尊氏と弟直義との関係が悪化する緊迫した状況下で、結(ゆう)城(き)顕(あき)朝(とも)に勲功の賞として、田村庄の三与田などの郷(現、郡山市)を与えた。この文書は、他の者に内容が知られないように、小さく折り畳んで運ばれた密書である。(160913_平企:和紙の魅力)

縦10.7、横10.6の小切紙の薄様(薄く漉いた雁皮紙)。雁皮紙は、楮紙より折れに対して強く耐久性があり、より小さく畳めるという利点がある。平滑で光沢があり美しく、平安時代以来、公家の典籍料紙として珍重されたが、南北朝時代以降は武士の文書にも使用された。

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キーワード

吉良 / 奥州 / /

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