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東坊城のホーランヤ

ひがしぼうじょうのほーらんや

概要

東坊城のホーランヤ

ひがしぼうじょうのほーらんや

無形民俗文化財 / 近畿

選定年月日:20200316
保護団体名:ホーランヤ奉賛会
公開期日:毎年8月15日(選択当時:お出かけの際は該当の市町村教育委員会にお問い合わせください)

記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財

東坊城のホーランヤは、奈良県橿原市東坊城町の春日神社と八幡神社に伝承される盆の火祭りである。燃えさかる巨大な松明を担いで境内を練り歩く行事で、毎年8月15日に行われる。行事の担い手は、東坊城町と隣の古川町で15歳以上の氏子の男性が中心になる。現在は、ホーランヤ奉賛会によって行事が伝承されている。
行事の日は、早朝から松明が作られる。各地区に男衆が集まり、大松明に加えて役松明という小さな松明を準備する。松明の材料は、菜種殻、小麦藁、笹竹、青竹を使う。松明の大きいものは、高さ約3m、直径約2m、重さ約500kgにもなる。
行事の日の午前中に各地区で作った松明は、午後になって男衆が神社に運び込む。松明行事は先に春日神社で行い、次に八幡神社でも行う。行事が始まると、松明は境内で順に担がれ燃やされていく。役大松の場合は氏子が一人で担ぎ、火をつけて境内を周回する。一方で大松明は、浴衣姿の氏子たちが大勢で担いで回る。氏子たちが「エッサーホイサー」の掛け声に合わせて燃えさかる大松明を担ぎ、境内を練り歩く。担ぎ終えた松明は、順に境内の中央に立て置いて燃やし続け、神前に奉納される。

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