虫合戦図 むしかっせんず

日本画 / 江戸 

南溟
なんめい
江戸時代、嘉永4年か/1851年か
絹本著色
53.7×85.2
1幅
款記「Namumeji/tahamule ni jegacu」 朱文鼎印「南溟」 軸書裏に「嘉永辛亥暮春、応好春木南溟図之、国府津伊達家蔵」

来歴:国府津伊達家→池長孟→1951市立神戸美術館→1965市立南蛮美術館→1982神戸市立博物館

参考文献:

一連の「虫合戦図」に「 Namumei」と記し、作者とされてきた春木南溟は開明的な大名としてられる松平春嶽 や北方探検家の松浦武四郎と交流があったと言われ、日本を取り巻く国際情勢に少なからぬ関心を抱いていたことが想定されます。ペリー来航以前に日本人は、 2つの衝撃的な海外ニュースを経験していました。ひとつは 1840 年勃発のアヘン戦争。いまひと つは、19 世紀初頭にヨーロッパの大半を支配下においたナポレオンの出現です。 江戸時代の後期、ヨーロッパでの戦闘を描いた舶来版画をベースに描かれた洋風戦闘風景 図が、肉筆・版画を問わず、しばしば現れるようになります。確かにその現存例はペリー来航以 後のものが、その絵画化の動きは遅くとも天保年間(1830-1844)には 始まっていました。欧米諸国の軍事力への関心や探求も、その制作のモチベーションになっていたはずです。「虫合戦図」はそんな多くの幕末洋風戦闘図の一変形として、まず認識しなおす必要があります。

【江戸の絵画】

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