山水図冊
さんすいずさつ
概要
山水図冊
さんすいずさつ
制作地:中国
清時代・乾隆55年(1790)
紙本墨画
各29.1×20.6
1帖
銘文:第一図 梅竹山居、小松黄易寫 ; 鈐印「易」 ; 第二図 水漲魚笛上、風斜燕子栖、秋菴居士黄易 ; 鈐印「黄小松」 ; 第三図 松陰釣叟、■読■書寫本、小松模之 ; 鈐印「小」 ; 松 ; 第四図 黄易 ; 鈐印「黄小松」 ; 第五図 雲鵬仿迂老筆、小松臨 ; 鈐印「易」 ; 第六図 観瀑布、摸洪谷子、小松 ; 鈐印「黄易之印」 ; 第七図 異嶺松濤、南羽仿黄鶴山樵、小松臨 ; 鈐印「易」 ; 第八図 水竹幽居、小松黄易 ; 鈐印「黄易之印」 ; 第九図 秋老石空山木痩、一天清気寄茅亭、黄易 ; 鈐印「黄
黄易【こうえき】は字を大易、号を小松、秋盦などといい、浙江省銭塘【せんとう】の人。渇筆【かっぴつ】を重ねて筆墨の効果を追求しました。画面にある「洪谷子」とは五代に活躍した伝説の画家荊浩【けいこう】のことで、全体に見られるブロック状のごつごつとした石も、復古的な表現かもしれません。(110822_h21)(160426_t081ですますに変更)