臼澤鹿子踊
うすざわししおどり
概要
演目構成
1 参拝踊り
寺社への参拝時に踊られる。「渡り」という道行の囃子で刀振りと太夫鹿子を先頭に、橋や鳥居を誉め境内に入る。このとき太夫鹿子の「後ろ立ち」、往復時には「お通り、お帰り」という舞を踊り、「渡り、帰り渡り」の囃子で帰る。
2 庭踊り
①「小切り」
野山で鹿が集まり遊ぶ中、太夫鹿子を中心に踊り遊ぶ様を表現した踊り。掛け歌が変わるのに合わせ、踊りの所作が変わる。20種類以上が継承されているという。
②「入羽」
境内に入る時の拍子で、太鼓の激しいリズムが特徴であり、「鳴り神」「山の神」「車」「七つ入羽」「両入羽」「鍬踏み」「念仏入羽」などの種類がある。
③「引羽」
踊りの最後に踊られる拍子で、勇壮な「大引羽」と「片引羽」がある。
④「約鹿子」
「雌鹿子狂い」「柱掛り」「案山子」「花合わせ」「小返し」などの種類がある。