黒の毛繕い くろのけづくろい

水彩 / 昭和以降 

柳瀬正夢 (明治33年(1900)-昭和20年(1945))
やなせ まさむ
1935年頃
水彩/紙
27.0×24.1cm
1枚

愛媛県松山市出身の柳瀬正夢が愛猫を色紙に描いた一枚。小林勇(岩波書店の創業者 岩波茂雄の女婿・元同社会長)旧蔵。東京都現代美術館美術図書室所蔵の写生帖に同一構図の素描があり、その写生帖記載の素描制作年が昭和10年10月に絞れることから、本作品の制作年を類推した。柳瀬家で飼っていた黒猫を小林が半ば強引にもらい受け、大切に育てたというエピソードもあるが、年代のずれからこの黒猫はその同一の猫とは考えにくい。柳瀬はこの猫をたびたび写生しており、その観察ぶりからも猫への深い愛情が感じ取れる。

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