正月飾り物図
しょうがつかざりものず
概要
正月飾り物図
しょうがつかざりものず
酒井抱一俳賛、鈴木其一筆、鈴木蠣潭筆、大西椿年筆、山崎鯉隠筆、長橋文桂筆
江戸時代・文化13年(1816)
紙本墨画淡彩
本紙 縦95.9 横27.7
1幅
銘文:墨書「抱一其一他寄合書画賛」 ; 墨書「客に止む 手鞠のおとや 梅の椽 鶯邨題」、朱文瓢箪形印「文詮」 ; 墨書「其一」、朱文方印「其一」 ; 墨書「文桂」、朱文長方印「瞻齋」 ; 墨書「椿年」、朱文楕円印「大壽」 ; 墨書「蠣潭」、朱文方印「規民」 ; 朱文重郭印「鯉隠居」
羽子板や雑器(供物を盛るうつわ)、鼠の玩具など正月の飾り物が描かれた作品。俳賛は酒井抱一によるもの。子年の正月にあわせ、抱一とその仲間たちが集まり一緒に制作したことが想像される。画家だけでなく富裕な文化人との交流を垣間見ることのできる貴重な作品。(大橋氏執筆)