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初代実川延若の横蔵、三代目中村翫雀の慈悲蔵

しょだいじつかわえんじゃくのよこぞう、さんだいめなかむらかんじゃくのじひぞう

概要

初代実川延若の横蔵、三代目中村翫雀の慈悲蔵

しょだいじつかわえんじゃくのよこぞう、さんだいめなかむらかんじゃくのじひぞう

木版画 / 明治

一養亭芳滝

いちようていよしたき

上演:明治3年(1870)10月 大阪筑後芝居「本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)」

中判錦絵二枚続

26.1×18.8、26.2×18.7 (cm)

千代田区隼町4-1 国立劇場

落款:芳滝画
登録番号8187
芝居版画等図録5-028

独立行政法人日本芸術文化振興会

『二十四孝(にじゅうしこう)』とは中国元の時代に編纂された、優れた孝行者二十四人を取り上げた書で、この場は、母のため冬に筍掘りをする「孟宗」を下敷きにしている。軍師山本勘助の後家越路は孝行息子である弟の慈悲蔵には辛く当たり、横道者の兄横蔵を甘やかしている。慈悲蔵が母のために筍を掘っていると横蔵が現れ争いとなる。この二人、実は兄弟ではなく、この後、長尾家と武田家に分かれていく。二人の衣裳には金銀の絵の具が使われ、色の対比も美しい。

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キーワード

芝居 / 実川 / 延若 /

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