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大芝の七夕馬製作技術

おおしばのたなばたうませいぞうぎじゅつ

概要

大芝の七夕馬製作技術

おおしばのたなばたうませいぞうぎじゅつ

無形民俗文化財 / 関東 / 千葉県

千葉県

千葉県茂原市大芝

選定年月日:20220323
保護団体名:大芝地区

記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財

 本件は、千葉県東部の茂原市大芝に伝承される、七夕に飾る馬や牛を製作する技術である。カヤカヤ馬とも呼ばれ、大きな馬と小さな牛の一対を一組とする。麦ワラやマコモ、スゲ、ガマ、アオギリなど身近に自生する植物を材料にして丁寧に作られ、とくに馬は、大きな菱形の鬣や染色した飾り房が付くなど、その形状や色遣いに装飾性が高い。
 七夕馬は、昭和30年代までは農家の副業として盛んに作られており、大芝の特産品として市内や周辺地域の六斎市で売り買いされていたが、農家の減少や七夕行事の衰退に伴い、作り手の減少や高齢化が進み、変容や消滅のおそれが高くなっており、早急に記録の作成が必要である。

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