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蒲紋相叠紋玉璧

ほもんそうじょうもんぎょくへき

概要

蒲紋相叠紋玉璧

ほもんそうじょうもんぎょくへき

石器・石製品類 / 縄文 / 日本

春秋~三国時代/紀元前770年~220年

「玉(ぎょく)」
中国では新石器時代からはじまり現在に至るまで、「玉(ぎょく)」と総称される研磨すると美しい光沢を示す石材を非常に愛好されてきました。特に好まれたのは、ホータン(新疆ウイグル自治区和田)で産出される美しいネフライト(軟玉)で、中でも白玉(白色ネフライト)が珍重されていました。ネフライトという岩石は、宝石のヒスイ(翡翠)の一種としても知られていますが、実はヒスイと呼ばれる岩石には2種類あります。一つはヒスイ輝石(ジェダイト)、もう一つがこのネフライトです。これらはよく似ていますが異なった岩石で、硬さが違うことから、前者が硬玉、後者は軟玉と呼ばれることもあります。現在、一般に宝石の一種として珍重されるのはヒスイ輝石の方ですが、古代中国で特に珍重されたのは後者のネフライトでした。現存最古の字書である「説文解字」には、玉は「石の美にして五徳あるもの」とされ「仁、義、智、勇、潔」を持つとして説明されており、単なる鉱物としての魅力ではなく、敬意が込められた特別な存在として扱っています。また、玉の愛用された背景に「玉は神秘的な力を具えている」との認識が存在していたことが分かりました。その力とは、
(1)不老長寿になれる
(2)身が軽くなり、神仙になれる
(3)遺体の腐敗防止
(4)不吉なもの(悪霊など)を寄せつけない
(5)潤いを与える
(6)生命力の源が濃縮されている
 
いずれの効果も、玉が「活発な生命力の塊」と見なされた故に期待されたものであると思われます。

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キーワード

ヒスイ / / 硬玉 /

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