株券(高岡理化学工業㈱,高岡合板㈱)
かぶけん(たかおかりかがくこうぎょうかぶしきがいしゃ,たかおかごうばんかぶしきがいしゃ)
概要
①高岡理化学工業株式会社 5株 金250円
乙第94・95号、乙第118・119号の4枚
大正5年(1914)
高岡理化学工業株式会社 取締役社長 木津太郎平
各 縦20.8cm×横26.4cm
②高岡合板株式会社 10株 金500円
丙第291~295号の5枚
大正8年(1919)
高岡合板株式会社 取締役社長 菅野伝右衛門
各 縦17.4cm×横23.9cm
294号には「新株金領収証」2枚が貼付されている
高岡合板株式会社は、大正5年(1916)内免町に新設された。合板はその頃新しく登場した建材だった。従来の製材所はほとんどが材木商との兼営で、従業員は5、6名に過ぎないのに対し、高岡合板は男女職工50名を擁し、工場の形態を具備した新企業だった。
(『高岡市史 下巻』昭和44年,p678)