夏景山水図

絵画  日本画 / 日本 

曾我蕭白 (1730-1781)
そがしょうはく
制作年不詳
紙本墨画
134.8×41.8
軸装

 掛け軸という形式に応じて選ばれた、かなり縦に長い画面の形に即したのだろう、下辺沿いはあけて上へと、樹木だの滝や絶壁が、積み木のように積みあげられている。それにしてもここに描かれた風物は、ガシャガシャというかパキパキというか、ずいぶん硬質な感触を与えはしないだろうか。
 これは、物を描きだす線の、切りこむような幾何学的鋭利さに由来している。他方、まず陸を右側に押しこめんと、形のない海が左から侵入し、ついで墨を吹きつけたのか、真っ黒な葉叢が画面と垂直にぶつかり、鋭角的な形と対比される。
 これら三つの要素が、なだらかに調和してしまうことなく、きしみあうままに接する場所が、画面なのである。(石崎勝基)

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