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十二月言葉手鑑

じゅうにがつことばてかがみ

概要

十二月言葉手鑑

じゅうにがつことばてかがみ

/ 安土・桃山 / 大分県

大友義統  (1558-1605年)

おおともよしむね

桃山時代/1588年

紙本墨書

各縦32.1×横48.0㎝

1帖

「源氏物語」から1月から12月まで各月にちなんだの一節を、金泥を施した良質の料紙に清書して折帖にする。奥書に「子九月廿九日 よし統(花押)」の署名があり、花押の形から戦国時代の豊後国主大友義統(宗麟の嫡男)が天正16年(1588)に書き記したことがわかる。当時武将たちの間では、茶の湯や和歌・連歌をたしなむことがステータス・シンボルとされ、「源氏物語」は公家・武家とわず必須の教養とされた。大友義統はこの年後陽成天皇の聚楽第行幸に従い、その和歌会で一首を詠んでいる。こうした和歌や古典文学に対する義統の造詣の深さを示す作品である。

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キーワード

義統 / 大友 / 狹間田 / 感状

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