長秋詠藻〈上中下/〉
ちょうしゅうえいそう
概要
長秋詠藻は、藤原俊成が守覚法親王の需めによって治承二年に撰した私歌集である。この専修大学本は、上中下三巻を綴葉装一帖に収め、料紙は斐紙に半葉八行、和歌は一首一行書に書写される。下巻末に藤原定家の本奥書があり、帖末には本文と同筆で、永仁四年九月七日藤原為世の書写奥書がみえて、本書の筆者を明らかにしている。長秋詠藻の古伝本は少なく、本帖は定家本の古態を伝えた為世書写本として貴重である。蜂須賀家伝来。
ちょうしゅうえいそう
長秋詠藻は、藤原俊成が守覚法親王の需めによって治承二年に撰した私歌集である。この専修大学本は、上中下三巻を綴葉装一帖に収め、料紙は斐紙に半葉八行、和歌は一首一行書に書写される。下巻末に藤原定家の本奥書があり、帖末には本文と同筆で、永仁四年九月七日藤原為世の書写奥書がみえて、本書の筆者を明らかにしている。長秋詠藻の古伝本は少なく、本帖は定家本の古態を伝えた為世書写本として貴重である。蜂須賀家伝来。
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