茂名の里芋祭
もなのさといもまつり
概要
この行事は、館山市茂名地区にある十二所神社の例祭に行われる行事で、里芋を山型に積み上げて飾りを付けた大きな神饌を1対作り、氏神に奉納して1年の豊作や無病息災を祈願するものである。里芋を用いたその独特の供物に因んで里芋祭の名称で呼ばれており、毎年2月19日から21日にかけて行われる。 この行事は、東日本における里芋の共同祭祀として注目されるとともに、年頭に行われる里芋の予祝的な儀礼としても全国的に類例の少ないものである。我が国における畑作系統の基層文化を考える上で貴重であるとともに、我が国の生業に関わる信仰や農耕儀礼の変遷を考える上で重要である。(※解説は指定当時のものをもとにしています)
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