秋吉台
あきよしだい
概要
秋吉台は長径約17キロメートル、短径約7.5キロメートル、広さ約130平方キロメートル、海拔200〜400メートルの台地であって、主に古生代の石灰岩から成り代表的なカルストである。
台地にはドリーネ、ウバーレ、ポリエ、カレンフエルド、石灰洞などカルスト地形の諸要素がよく発達し、またカルスト発達の諸時期の地形をよく現わしている。次に台地の石灰岩には紡錘虫、珊瑚など種々の化石を多量に産し、なお、これに大規模な地層逆転構造があって、学術上価値の極めて高いものである。
S39-06-005秋吉台(特別天然記念物).txt: 秋芳町と美東町にまたがる石灰岩台地で、わが国で最大の規模をもつカルスト地形として、すでに昭和36年に天然記念物に指定されているが、今回これを格上げしたものである。台上にはドリーネ・ウバーレ・ポリエ・カレンフェルドその他カルスト特有の諸現象が標式的にあらわれ、地下には秋芳洞はじめ多数の石灰洞が発達している。