中央アジアにおける後期古代仏教文化 新しい絵画III/樹木神
概要
中央アジアにおける後期古代仏教文化 新しい絵画III/樹木神
東洋画(日本画を除く) / 絵画 / 中国
樹木神カタログ番号IB 9i48b。断片のサイズ:31×43cm。発掘場所:キジル「画家の石窟」。年代:西暦500年頃。「画家の石窟」の発見とその状況については上記21ページに記載されている。我々の絵は、今日ベルリンにある2つの説教の場面の詳細を伝えている。断片:様式化された葉を付けた木の頂に、上品な男性の外貌をした樹木神の上半身が見える。これに類似した樹木神の表現はガンダーラの塑像によって知られており(たとえば第1巻図153参照)、東トゥルキスタンでも見られる(図22参照)。神の上半身は肩と腕を覆っているショールを除けば裸であるが、腕、胸、首、そして誇張された耳たぶは豊富な装身具で飾られている。
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