算額
さんがく
概要
算額
さんがく
福井県
江戸後期/文化6年(1809)
この算額は本県で三番目に古いとされ、図形の内外接に関 する問題としては一番程度の高いものである。「高木善行」は江戸の鯖江藩士に和算を教えた人物 で、鯖江藩の和算発展に大きな貢献をした。事実、市内には 数多くの算額が奉納されており、その多くが高度な知識を要 求する問題であることからもうかがえる。問題は、天=√3、地=2-√3、人=4(全円径-矢)と置けば、三等円の直径は、条件より、三等円の直径={√2(人・全円径・地)+天・全円径―人}・地と表すことができる。術文は、この式を漢文で書き記したものである。
縦35.2cm、横60.6cm
1枚
鯖江市舟津町1丁目
有形民俗文化財
舟津神社は『延喜式神名帳』記載の「丹津神社」に比定される古社で、北陸鎮護の社として篤い崇敬を受け、享保5年(1720)の間部氏転封後は鯖江藩主間部家に祈願所とされた。本殿を初め赤鳥居・大鳥居、広大な社叢など数多くの文化財を保有している。