木造愛染明王坐像
もくぞうあいぜんみょうおうざぞう
概要
本像は、台座の銘文や像内に納入されていた経巻奥書によって、建長八年(一二五六法橋【ほつきよう】快成によって製作され、願主は著名な西大寺叡尊の高弟寂澄であったことが解る。像高一尺に満たぬ小像であるが、本体はもちろん装身具や台座、光背の細部まで非常に丁寧に作られており、それらがまたほとんど造像時のままに完存している。鎌倉中期の技巧的傾向を代表する作品で、造立の事情も明確であり、当代の基準作例として貴重である。
もくぞうあいぜんみょうおうざぞう
本像は、台座の銘文や像内に納入されていた経巻奥書によって、建長八年(一二五六法橋【ほつきよう】快成によって製作され、願主は著名な西大寺叡尊の高弟寂澄であったことが解る。像高一尺に満たぬ小像であるが、本体はもちろん装身具や台座、光背の細部まで非常に丁寧に作られており、それらがまたほとんど造像時のままに完存している。鎌倉中期の技巧的傾向を代表する作品で、造立の事情も明確であり、当代の基準作例として貴重である。
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