沼津貝塚
ぬまづかいづか
概要
貝塚は北上川の支流、真野川東岸の丘陵鞍部、標高22〜24メートルの緩斜面から水田に広がっている。
この貝塚は、すでに大正時代から多数の遺物が収集され、なかでも骨角器は約1,200点におよぶことで有名であり、その時期も繩文時代中期末から同晩期として知られている。貝塚には海水産・淡水産貝類を主とする2地区があり、海水が奥深くまで浸入していた時期から、潟沼のような状態にいたるまでの長期間にわたる生活が営まれていたことを示している。東北地方における代表的な貝塚として知られる。