邑町のサイノカミ
むらまちのさいのかみ
概要
邑町のサイノカミは、厄払いや無病息災、五穀豊穣などを祈願する小正月の火祭りである。早朝より、子どもたちが、サイノカミの唄を歌いながら家々を訪問して正月飾りを集め、菓子などをもらう。このとき最年長の子どもがデクという男女一対の木製の人形をもつ。子どもたちが各家を回る間、地区の境では竹と藁で円錐形の作り物が作られる。子どもたちが回り終えると、デクを正月飾りとともに作り物の中に納めて火をつける。デクが完全に灰になるまで燃やして行事は終了する。(※解説は指定当時のものをもとにしています)
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国指定文化財等データベース(文化庁)