獅子置物
ししおきもの
概要
現在武雄高校が建っている場所には、かつて武雄鍋島家の居城、塚崎城があった。三ノ丸窯は天保の始め頃(1830年頃)、御庭焼の窯として造られたもので、全長約14m、最大幅が5m、五段式の登窯である。
御庭焼には自分でやきものを作る趣味としての窯と、調度を整えるために職人の生産組織をもった窯とがあり、江戸時代にはあらゆる階層に広がっていた。
この資料は、「三ノ丸焼」と書かれた木箱に納められていた。日本的な『獅子』では無いが、現実のライオンとも異なり、『ヨンストン動物図譜』などの蘭書、または『紅毛雑話』などの挿絵を参考に製作された可能性が考えられる。
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