諏訪神社神輿
すわじんじゃみこし
概要
「諏訪大神の神輿」は、宝暦6(1756)年、諏訪神社創建の際に社殿とともに造られたと伝えられ、工匠は当時最高峰の宮大工・鳥居甚兵衛と言われている。精緻な彫刻や金物などの装飾を施されている貴重な工芸品である。
「溝口大祖神神輿」は、明治20年から30年頃に「諏訪大神の神輿」を採寸し制作された。諏訪神社には、新発田藩初代藩主・溝口秀勝侯が祀られているが、その神格を神輿に移し、これを担いでいる。藩定傭大工及び入歯師の佐藤梅之亟が図面を描き、大工の木戸八左衛門が作り上げたと伝えられ、当時の新発田の職人の技術力の高さとその継承の状況を現在に伝える貴重な工芸品である。