万葉集
まんようしゅう
概要
奈良時代に成立した現存最古の和歌集。天皇、貴族から庶民などさまざまな身分の者が詠んだ歌を4536首集めたもので、全体の成立は天平宝字3年(759)以後とされ、編者は大伴家持説が有力といわれている。本資料は寛永6年(1629)出雲寺和泉掾板を文化2年(1805)年に再板したもの。伊予国(愛媛県)関係では「熟田津」(松山市海岸部、所在地は諸説あり)、「伊予温泉」(道後温泉)に関する和歌が載せられ、また、江戸時代中期以降、八幡浜市の八幡神社を「矢野の神山」と見なす基となる和歌も見られる。
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愛媛県歴史文化博物館