今井雲峰作《青貝塗 山水楼閣文パネル》
いまいうんぽうさく あおがいぬり さんすいろうかくもんぱねる
概要
高岡市岩坪出身の漆芸家・今井雲峰(1922~2007)作の青貝塗山水楼閣文パネル。川の流れや樹木、人物、山々などのほか、楼閣(重層の建物)模様が画面全体に施される。
青貝塗は、アワビ貝や夜光貝、蝶貝などの貝を薄く切って漆器にはり付ける「螺鈿」技法の一種。
<今井雲峰>
本名仁成。実父・川淵成三(忍者の家系)の次男。昭和8年に螺鈿細工・朱塗り業の今井勝太郎の養子となる。その後、いくつかの職業を経て、同24年勝太郎氏に師事し、同33年に独立した。同62年以降は弟子の育成に力を注ぎ、平成19年に死去した(享年85)。