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梅薮柑子金銀珊瑚歩揺簪

うめにやぶこうじきんぎんさんごびらかんざし

概要

梅薮柑子金銀珊瑚歩揺簪

うめにやぶこうじきんぎんさんごびらかんざし

その他 / 明治

明治時代~大正時代/19世紀

銀・珊瑚

21.5cm

千代田区隼町4-1 国立劇場

登録番号82235-2-205

独立行政法人日本芸術文化振興会

銀製、二本足の平打簪に歩揺飾を付けた簪で一対(204と205)揃いで伝わる。平打部分は雪輪の内に表は金色絵で牡丹の毛彫、裏は秋草に蝶の毛彫をし、薮柑子と梅の飾りは銀と珊瑚玉を付け、短冊の歩揺飾りが下がる。歩揺簪は寛政年間に流行し、鎖の先に蝶や鳥・小鈴などを付けて、歩くたびに揺れ動いて音がするようにしたもので、主に上流階級で用いられて華美を極めた。文化・文政頃に江戸で廃れ、その後上方でも廃れて文久頃には全く絶えたとされるが、実際には近年まで作られ、使用されていた。花柳章太郎(1894~1965)の旧蔵品で平成15年(2003)に遺族の青山久仁子氏より国立劇場へ寄贈された。

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キーワード

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