紙本淡彩奥の細道図〈与謝蕪村筆/安永八年十月の款記がある〉
概要
俳人であり、日本文人画の大成者でもある与謝蕪村(一七一六 一七八三享保元年-天明三年)は奥の細道図をかなり多数描いたものと思われるが、いずれも安永六年から三年ほどの間に集中的に描かれ、芭蕉への回帰を強めていったと思われる。本図巻は安永八年(一七七九)に描かれたもので、蕪村の門弟であった黒柳召波の息・維駒に与えられている。絵、書ともに内容最も充実しており、蕪村が奥の細道図の完結をめざした最後の一本であったかとも思われる。
俳人であり、日本文人画の大成者でもある与謝蕪村(一七一六 一七八三享保元年-天明三年)は奥の細道図をかなり多数描いたものと思われるが、いずれも安永六年から三年ほどの間に集中的に描かれ、芭蕉への回帰を強めていったと思われる。本図巻は安永八年(一七七九)に描かれたもので、蕪村の門弟であった黒柳召波の息・維駒に与えられている。絵、書ともに内容最も充実しており、蕪村が奥の細道図の完結をめざした最後の一本であったかとも思われる。
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