紙本著色レパント戦闘図・世界地図〈/六曲屏風〉
概要
一五七一年、オスマントルコと神聖ローマ同盟国との間で戦わされたレパント戦闘の模様を描いたものと思われ、西洋銅版画の戦闘図や王侯図の部分を取り入れ、巧みに組み合わせて大きな画面を作り上げている。世界地図は九州三侯遣欧使節(天正十八年・一五九〇帰朝)が持ち帰った地図をもとに修正を加え、華麗な色彩を多用して装飾的な画面を作ったもので、いずれも初期洋風画の完成期を代表する作品である。
一五七一年、オスマントルコと神聖ローマ同盟国との間で戦わされたレパント戦闘の模様を描いたものと思われ、西洋銅版画の戦闘図や王侯図の部分を取り入れ、巧みに組み合わせて大きな画面を作り上げている。世界地図は九州三侯遣欧使節(天正十八年・一五九〇帰朝)が持ち帰った地図をもとに修正を加え、華麗な色彩を多用して装飾的な画面を作ったもので、いずれも初期洋風画の完成期を代表する作品である。
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