Kemponchakushokuichijikinrimmandarazu
絹本著色一字金輪曼荼羅図
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一字金輪曼荼羅は密教の重要な秘法の一つである金輪王法の本尊として用いられたものである。描写は優美で、文様など切金を使用せず、彩色文により白緑や銀をはじめとする諸色の美しい賦彩や暈【ぼか】しの巧みな表現など、藤原期の仏画の特色をよくのこしている。制作年代も画風よりみて平安時代十二世紀半ばを下るものではなく、この種の曼荼羅のうち最古の優作といえる。
絹本著色一字金輪曼荼羅図
一字金輪曼荼羅は密教の重要な秘法の一つである金輪王法の本尊として用いられたものである。描写は優美で、文様など切金を使用せず、彩色文により白緑や銀をはじめとする諸色の美しい賦彩や暈【ぼか】しの巧みな表現など、藤原期の仏画の特色をよくのこしている。制作年代も画風よりみて平安時代十二世紀半ばを下るものではなく、この種の曼荼羅のうち最古の優作といえる。
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