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静物(白き花瓶と台皿と林檎四個)

せいぶつ(しろきかびんとだいざらとりんごよんこ)

概要

静物(白き花瓶と台皿と林檎四個)

せいぶつ(しろきかびんとだいざらとりんごよんこ)

絵画 / 油彩画 / 大正 / 日本

岸田劉生  (1891-1929)

きしだりゅうせい

1918年

カンヴァス・油彩

44.5×53.0

岸田劉生は大正時代を代表する洋画家のひとりです。高村光太郎、武者小路実篤ら雑誌『白樺』同人との交流を通じて後期印象派の強い影響を受けて出発した劉生は、やがてデューラーなど北方ルネサンスの画家への関心を深めます。有名な『麗子像』をはじめ「在るという事の不思議な神秘」を絵画化しようとした劉生の試みは、自ら主宰した草土社を拠点に大正画壇の一大潮流を形成していきました。『静物』はこうした時期の代表的な作品で、劉生自身「手前の青味のある林檎が卓上にかっちりと乗っているその不思議な感じには苦心しました」と語っているように、写実を追求して対象に肉薄しようとする姿勢が強く感じられます。

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キーワード

劉生 / 岸田 / 印象派 / 追求

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