自画像

絵画  素描 / 大正 / 日本 

岸田劉生 (1891-1929)
きしだりゅうせい
1917(大正6)年
クレヨン、コンテ・紙
29.8×23.0
額装

 画家二十六歳の自画像である。画面右上に一九一七年、左上に一二月二十日とある。この年、劉生は神奈川県鵠沼に療養のため転居している。
 自ら主宰した「草土社」結成と前後して、彼は多忙を極めていた。草土社には、木村荘八、中川一政、河野道勢らが名を連ねた。会の名称は第一回展に出品された劉生の風景画「赤土と草」によっている。
 湘南地方の温暖な気候によって、画家は再び健康を取り戻した。この自画像に見られる劉生の自信あふれる表情からは、新しい時代にたつ芸術家の使命感が感じられる。
 黒色のコンテで輪郭をとり、赤褐色のサンギーヌで調子をつけ、白でハイライトを施した画面は、それが素描であっても、一点の完成作といえよう。 (荒屋鋪透)

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