自画像
じがぞう
概要
河野は偶然に岸田劉生と親交を結び、1916年の第3回展から草土社に参加した。絵筆を右手に持ち正面を見つめる自己の姿を克明に描写している。左上からの光線によって生み出される陰影の効果をたくみに表現し、左側の背景を明るく処理することで輪郭を際立たせている。河野は岸田に会う以前からデューラーらの作品に関心をもち、独学で写実表現を研究していたといわれる。本作品では、その独特の写実描写によって、画家としての自己を顕彰するかのような自信に満ちた姿が描き出されている。
じがぞう
河野は偶然に岸田劉生と親交を結び、1916年の第3回展から草土社に参加した。絵筆を右手に持ち正面を見つめる自己の姿を克明に描写している。左上からの光線によって生み出される陰影の効果をたくみに表現し、左側の背景を明るく処理することで輪郭を際立たせている。河野は岸田に会う以前からデューラーらの作品に関心をもち、独学で写実表現を研究していたといわれる。本作品では、その独特の写実描写によって、画家としての自己を顕彰するかのような自信に満ちた姿が描き出されている。
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