対馬厳原の盆踊 つしまいずはらのぼんおどり

無形民俗文化財 / 九州 

選択年月日:19971204
保護団体名:厳原町盆踊り保存会
備考:
記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財

 長崎県厳原町の阿連【あれ】・久根浜【くねはま】・内院【ないん】・久和【くわ】・内山【うちやま】・曲【まがり】の各集落で伝承されている祖先供養の盆踊で、その起源は少なくとも近世期にさかのぼると考えられる。
 厳原町の盆踊は、全国的に広くみられる集団による輪踊【わおどり】形式のものとは異なり、各集落の特定少人数の男性が初盆の家や集落内の定められた何か所かで隊列を組んで踊るという形式で伝承されている。
 演目には、「祝言【しゆうげん】」「太鼓踊【たいこおどり】」などの儀式的な踊り、「笠踊【かさおどり】」「綾踊【あやおどり】」など華やかな採り物を手にした風流【ふりゆう】系の踊り、踊口説【おどりくどき】による手踊【ておどり】、近世の歌舞伎の影響による娯楽的な踊りなど多様なものがあり、近世期の盆踊の姿を重層的に示すものとして貴重である。
 また踊り手は、一〇代から二〇代の青年たちで、かつては各集落の本戸の長男のみに限られるという厳しい制限があり、現在も長男に限定する集落があるなど、その名残がみられる。
 以上のように対馬厳原の盆踊は、芸能の変遷の過程を示すものとして重要であり、また地域的特色も顕著である。

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