須佐宝泉寺・黄帝社奉納船絵馬
すさほうせんじ・こうていしゃほうのうふなえま
概要
この資料は、萩市須佐高山に所在する宝泉寺とその鎮守社として祀られている黄帝社に奉納された船絵馬である。海上安全を祈願した絵馬と、海上での遭難から救われたことを感謝して奉納された絵馬に大別される。須佐高山に寄港した北前船の船乗りや船主が奉納したもので、奉納者の範囲が日本海側の広範囲に及ぶうえ、奉納年代が江戸時代後期から明治期という西回り航路の廻船活動が盛んに行われた時期にあたる。また、難船絵馬が比較的多くみられるのも特徴の一つである。