吉祥天倚像 きっしょうてんいぞう

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彫刻 / 奈良県 

鎌倉~南北朝時代 14世紀
木造 彩色 截金
像高26.2
1躯

 福徳をもたらす女神・吉祥天(きちじょうてん)の起源は古代インドにあるが、東アジアでは中国の貴婦人に範をとった姿の像が流布した。本像もその一例で、非常に豊満な体つきと華やかな着衣の荘厳(しょうごん)が目を引く。左手に宝珠(ほうじゅ)(亡失)を執り、須弥座(しゅみざ)に腰掛ける形式は『陀羅尼集経(だらにじっきょう)』に基づく吉祥天曼荼羅(まんだら)の中にみられるもので、彫像の類例としては、暦応3年(1340)に「金堂本尊」として制作された興福寺像がある。興福寺像は付属の厨子(ずし)に描かれた諸図像とともに曼荼羅を構成しており、本像も同様の設(しつら)えを伴っていた可能性がある。

なら仏像館 名品図録. 奈良国立博物館, 2010, p.110, no.139.

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