武甲山石灰岩地特殊植物群落
ぶこうざんせっかいがんちとくしゅしょくぶつぐんらく
概要
武甲山北斜面で標高594m~755m、面積32,078㎡。指定地上部はややなだらかであるが、他は石灰岩の露頭や急崖が多く急峻なところである。
ミズナラ、フサザクラ、ウリハダカエデ、イヌブナ、サワシバ、ブコウカスミザクラ、コナラ、チチブヤナギなどの高木や亜高木が疎生し、その間にサンショウ、チョウセンナニワズ、ニシキウツギ、イワシモツケ、ヒメウツギ、イワツクバネウツギ、ブコウマメザクラ、ハイサワダツ、チチブヒョウタンボクなどの低木がある。
岩壁や林床には、チチブイワザクラ、ミヤマスカシユリ、ブコウシャジン、イワギボウシ、ウラベニダイモンジソウ、シオガマギク、クリヤマハハコ、ウラハグサ、タガネソウ、クモノスシダなどがある。
特にチチブイワザクラは、武甲山特産の美しいサクラソウ属の一種である。