高山陣屋跡
たかやまじんやあと
概要
元祿八年飛騨國主金森氏ノ下屋敷ヲ沒収シテ飛騨代官ノ治所トナシタルニ起因シ亨保十年ノ改築ヲ經テ元文三年以來郡代此處ニ常住シ明治維新ニ至レリ、表門玄關奧庭並ニ郷倉ノ大部分ハ舊態ヲ存シ江戸時代ニ於ケル陣屋ノ規模ヲ見ルニ足ルモノトス
S55-05-030高山陣屋跡.txt: 高山陣屋は、元禄5年以降飛騨を支配した代官所であったが、明治維新後、明治4年には筑摩県高山出張所庁舎に転用され、同9年には岐阜県飛騨支庁庁舎となった。その後、明治14年には陣屋建物の北側部分が撤去されて高山区裁判所庁舎が、明治16年には陣屋建物の南の御蔵の一部がこわされて高山検察庁庁舎がつくられた。
今回、岐阜地方裁判所高山支部及び岐阜地方検察庁高山支部が移転したので、両跡地と陣屋建物東側の陣屋前広場を追加指定する。
S54-6-051高山陣屋跡.txt: 高山陣屋跡は昭和4年11月17日に史跡指定されているが、防災上の見地もあり、旧陣屋敷地内の民有地一筆を追加指定する。この地は蔵跡にあたる。