人のいる風景 ひとのいるふうけい

油彩画 / 昭和以降 / 日本 

麻生三郎 (1913-2000)
あさおさぶろう
1955
油絵具,カンヴァス
162.2×112.0
神奈川県立近代美術館

 絵は赤黒く、モヤモヤとしています。画面をじっとみていると、人や建物のようなものが見えてきます。まるいかたちは太陽でしょうか。戦争が終わったとき焼け野原だった東京には、どんどん大きな道路ができ、そして町の大気は汚れていきました。
 「赤い空というのは都会の重い空で、重い空間の重なりあいである。大川*に沿って歩いているとこの赤い空が判る。人間の体臭のようなそして触覚的な風景である。「赤い空」の連作は生物的な人間臭い風景と人間たちのふれあう空気が描かせた。言葉の表現はどうでもよいがただからだで感じたものだ・・・・・・。」**
 汚れてしまっても、それは人間が作り出した風景でした。画家はその風景に限りない愛着を感じ、その本質をつかみ取ろうと、赤い作品をいくつも描きました。
*(大川は隅田川のこと)
**(麻生三郎「赤い空」『武蔵野美術学校実技研究』1956年)

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