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小浜長折の三匹獅子舞

おばまながおりのさんびきししまい

概要

小浜長折の三匹獅子舞

おばまながおりのさんびきししまい

無形民俗文化財 / 東北

選定年月日:19751208
保護団体名:小浜長折の三匹獅子保存会

記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財

 上長折の滝洞【たきぼら】と下長折の東方【ひがしかた】、中洞【なかぼら】の三部落に伝承されているもので、上長折と下長折が隔年交代で演じることになっている。かつては秋祭に行なわれていたが、いまは諏訪神社の四月二十七日の春祭に境内で演じられている。(福島県安達郡岩代町所在)
 滝洞を「山がかり」、東方を「花吸がかり」、中洞を「庭虫がかり」ともいうが、三者それぞれに伝承する曲目に多少の差異があり、舞い方にも小異がある。
 関東から東北にかけて、三匹獅子舞は広く分布しているが、この地では厳格な当屋制度のもとに行なわれるのが特色であり、長男の少年が演じるところに民俗的な意義がある。囃子は、笛、大太鼓で、獅子は胸に鞨鼓をつける。

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