文化遺産オンライン

阿値賀島

あじかじま

概要

阿値賀島

あじかじま

天然記念物 / 九州 / 長崎県

長崎県

平戸市早福町

指定年月日:19760917
管理団体名:

史跡名勝天然記念物

S51-6-039[[阿値賀島]あじかじま].txt: 阿値賀島は、平戸市南部の西方にある無人島で、上阿値賀島15,619平方メートル及び下阿値賀島6694平方メートルの両島よりなる。両島とも壮大な美しい粗粒玄武岩の柱状節理がみられ、崖地には、タイトゴメ、ホソバワダン、ハマナデシコなどが散生し、海抜50メートル以高には森林が発達する。
 山頂周辺には、ナタオレノキ、アコウ、ビロウなどの高木が茂り、その下にはハマヒサカキ、トベラ、マサキなどの低木、ミヤコジマツヅラフジ、ハカマカズラなどの藤本がみられ、草本ではノシラン、ヒゲスゲなど多種類の植物が生育して原始林の様相を呈し、亜熱帯性の島嶼植物群集の北限を代表するものとして貴重である。
 また、天然記念物であるカラスバトが周年生息するほか、ミサゴ、アマツバメなど多くの種が繁殖し、とくにオオミズナギドリは、約1500羽以上が繁殖するなど学術上の価値は高く、昭和51年3月に天然保護区域として全島を指定し保存を図ることとした。

阿値賀島をもっと見る

国指定文化財等データベース(文化庁)をもっと見る

キーワード

植物 / 群落 / /

関連作品

チェックした関連作品の検索