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和井田家住宅(埼玉県八潮市大字八條) 主屋

わいだけじゅうたく しゅおく

概要

和井田家住宅(埼玉県八潮市大字八條) 主屋

わいだけじゅうたく しゅおく

住居建築 / 江戸 / 関東 / 埼玉県

埼玉県

江戸中期/1661-1750

桁行17.3m、梁間8.3m、寄棟造、四面庇付、南面玄関、廊下及び西面便所附属、茅葺

1棟

埼玉県八潮市大字八條1377番地1

重文指定年月日:20051227
国宝指定年月日:

重要文化財

和井田家住宅は,肥沃な田園地帯として発展してきたところに所在している。
 和井田家は,少なくとも延宝期以降,近世を通じて名主職を世襲した家柄である。
 主屋は,東西棟の寄棟造,茅葺である。内部は東半が土間,西半が田の字型に室を配する。上手二室は南をゲンカン,北をオクと呼び,床の間と違棚を備える。
 建設年代は,主屋,長屋門とも江戸時代中期と考えられる。
 和井田家住宅は,主屋が関東平野の民家遺構として古く,また当初部材の保存状態も良いことから,当地方における民家形式の変遷を理解する上で高い価値がある。
 附属する長屋門や稲荷社,中世の居館の面影を伝える構堀,水塚など,屋敷全体の構えが良好に残り貴重である。

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