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三浦梅園旧宅

みうらばいえんきゅうたく

概要

三浦梅園旧宅

みうらばいえんきゅうたく

史跡 / 九州 / 大分県

大分県

国東市

指定年月日:19590513
管理団体名:国東市(平14・3・14)

史跡名勝天然記念物

三浦梅園は、江戸時代後期における著名な思想家であって、玄語、贅語、敢語の梅園三語を著わして独特の哲学的構想をたて、また価原を著わして社会経済に深い考察を加える等、すぐれた業績をあげている。祖業を継いで医を業とし、終世仕えず、また、ほとんど郷土を出でず塾を開いて門生を指導した。また、民生の向上にも意を用い、郷党の尊敬を受け、寛政元年3月14日に没した。
旧宅は南流する■川の右岸にあり、緩い斜面に東面して営まれている。建物は茅葺平家建、向って右に狹い庭(土間)を、左に座敷居間を配し、玄関を設けている。この南に接して一段高く南北に長い矩形状の平坦地がある。塾跡であって低い石垣と石階、井戸などがある。塾跡の更に南方小高いところに一家の墓地があり、梅園の墓が営まれている。
家屋に多少変改のあとがあり、塾の如き既に失われているが、全体においてよく旧状を偲び得べく、先賢の遺跡として価値あるものである。

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キーワード

旧宅 / / / 梅園

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