浄名玄論
じょうみょうげんろん
概要
巻第四に「慶雲参年十二月伍日記」巻第六に「慶雲三年十二月八日記」の奥書を有し、巻第三、七八も同時代の書写である。いずれも麻紙に墨界を施して、本文は一行二十九乃至三十五字、その書風は六朝風の勁抜な書体で、すこぶる古体を存して注目される。書写年紀を明らかにする古写経として金剛場陀羅尼経(国宝)とともにわが国写経史上稀有の遺品である。なお、巻第一は平安前期、第二、五は鎌倉時代の補写である。
じょうみょうげんろん
巻第四に「慶雲参年十二月伍日記」巻第六に「慶雲三年十二月八日記」の奥書を有し、巻第三、七八も同時代の書写である。いずれも麻紙に墨界を施して、本文は一行二十九乃至三十五字、その書風は六朝風の勁抜な書体で、すこぶる古体を存して注目される。書写年紀を明らかにする古写経として金剛場陀羅尼経(国宝)とともにわが国写経史上稀有の遺品である。なお、巻第一は平安前期、第二、五は鎌倉時代の補写である。
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