福沢諭吉旧居
ふくざわゆきちきゅうきょ
概要
S46-5-121福沢諭吉旧居.txt: 福沢諭吉が、嘉永2年頃から安政2年まで居住し、さらに明治3年、江戸に発つまで数回帰郷して住いした家である。
旧居は、縦地割りの南寄りに木造草葺き平屋建ての母屋で、6畳2間と8畳・4畳半を中心としてなっている。また母屋の北には、木造瓦葺き2階建ての土蔵がある。
指定するところは、この旧居宅跡とこれに道を隔てた隣りにある嘉永2年以前に住んだ家の跡であるが、これらの遺構は、諭吉の思想をはぐくんだ場であって、著名な啓蒙思想家の住いした所として重要であるばかりでなく、武家屋敷の遺例としても貴重なものといえる。