土塔
どとう
概要
土塔、又は塔山と呼ばれ、封土は截頭四角錐状を呈し、一辺54メートル乃至59メートル、高さ9メートル頂上部に方約5メートルの平坦部がある。全面にわたって奈良時代の■が多く見出されていて表面を被覆していたかと思われ、且つ行基創建の大野寺の後身と推定される大野寺が附近にあることから見て、奈良時代における仏教的施設の遺構と認められる。蓋し奈良市の頭塔に相対比すべきものなるべく、最近土取りのため一部削り去られたのは遺憾であるが、類例稀なものとして、宗教史上価値ある遺跡である。
どとう
土塔、又は塔山と呼ばれ、封土は截頭四角錐状を呈し、一辺54メートル乃至59メートル、高さ9メートル頂上部に方約5メートルの平坦部がある。全面にわたって奈良時代の■が多く見出されていて表面を被覆していたかと思われ、且つ行基創建の大野寺の後身と推定される大野寺が附近にあることから見て、奈良時代における仏教的施設の遺構と認められる。蓋し奈良市の頭塔に相対比すべきものなるべく、最近土取りのため一部削り去られたのは遺憾であるが、類例稀なものとして、宗教史上価値ある遺跡である。
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